グレイテストショーマン観終わった後正直かなりモヤモヤした
http://www.foxmovies-jp.com/greatest-showman/sp/#/boards/showman
けど制作陣が見事に視聴者の裏読みしててスゲー映画だ!!ってなった話です。
ストーリーは単純明快で中世?くらいの設定で貧乏人がサーカス小屋を作り上げるまで、家族や仲間、経営者が弟子を作るまで、といろんな絆を描いたミュージカル映画。
観て貰えばわかるけどもうストーリーに関しては最後にサーカス小屋が出来て、「あっこれサーカス小屋立ち上げた人の史実だったんかい!」っなったらとにかくモヤモヤしてきてしまった。
原因として史実にしちゃとにかくストーリーが美談すぎて、駆け落ちは綺麗に成功するし(手紙のやり取りだけでって二次創作かよ)、とにかく貧民出の主人公は成功に目が眩んで上流階級の人間と関わりを持てた瞬間見世物小屋の仲間のこと切り離しといて小屋が火事になって全てを失ったら仲間たちは暖かく迎え入れてくれで絆も一瞬で治るし、一番そんなわけないじゃん笑ってなったのは主人公がオペラ歌手に一切下心なく40公演のツアー周り続けて、結局一度も自分からは手を出さなかったみたいなのもそうだし、さよならした妻は迎えに行ったら一瞬で許すというなんじゃこりゃうまく行き過ぎでは!?というストーリー展開満載だったとこ。見た目が変わっている(身長が低すぎる高すぎる、女なのにヒゲがすごく生えている、黒人兄妹、奇形児の双子など)当時からしたら人種差別的要素を持ち合わせた人たちを集めて見世物小屋にするって結構すごいことやってんのにこの人たちのバックボーンの解説ゼロだったのもモヤモヤ〜っとしてしまってました。
肝心のミュージカルパートは本当にクオリティが高くて、曲もいい、歌もいい、踊りもいい、演出もいい!本当に超いい!!3000000000点超えてるのに、本当ストーリーなんでこんなに美談で固めてきた!?
って思ってなんかこのモヤモヤを解消してくれるレビューないかなーって観てたんですけど…
みつけました。
脚色が過ぎて美談になっている、何てヤボな事は言いなさんな。だって本作の題材になっているP・T・バーナムは「ホラ吹きの王様」として君臨してたのだから。
— レオナ (@ClockworkReona) 2018年2月6日
こんな“史上最大のホラ話”は楽しまないと損だよ。例えそれが嘘であっても、その嘘を楽しんだのは真実なんだから。#グレイテスト・ショーマン pic.twitter.com/nSNmf1u4pR
いやこのホラ吹きの王様だったってとこと、史上最大のホラ話って単語を見て、ウワッてなって変な汗が止まらなくなってきてしまいました。(ありがとうございます!)
この話が本当にホラ話なんだったら至る所に説明がつくじゃないですか。
こういった成功談には、不必要なバックボーンはいくつもいらなくて、成功の陰には失敗もある、それが主人公にとってのオペラ歌手の件、家族の件であり、失敗の形が見世物小屋の火事なんで、他に余計なものはいらない。
不必要なゴタゴタは成功談を濁らせるだけなので、これを輝かせるのに必要な情報だけでいいんですね。
それでいて作中嘘で固めた宣伝をする見世物小屋を運営する主人公は、本当に素晴らしい歌唱能力を持ったオペラ歌手に対してこんなこと(といいつつうろ覚えなんで雰囲気)も言ってました。
「自分の芸術は偽物ばかりだが、たまには本物も見せたい」
これ言い切っててミュージカルパートの出来がはちゃめちゃにいい事実、や、ヤバくないですか!?
なんかどっかのレビューで作中の時代背景とミュージカル楽曲の時代設定がチグハグみたいなのみたんですけど、こんなん聞いたら100%狙ってると思いません!?
この映画、話の作りとかは嘘で固めた美談として仕上がってるけど、ミュージカルのところは本物の現代の芸術なんですね!キャスティングがガチ本気選出なのも納得!
バーナム氏が作中に言ったことをその時代にいなくとも体験してしまってる!!!ヤバ!!!
こんなん偶然で起こるわけないですよね?絶対制作陣狙ってやってる!!!
もースンゲー映画だと思いませんか??私は思いました!
こんなんなくても若手実業家とショーキャストの女の人の恋愛もちょー素敵だし、見世物小屋の客は貴方を待ってるんです!って言った若手実業家に自分の座を譲って今日から君があそこに立つんだって言ったバーナム氏の継承式のとこマジでビジネスパートナーといいつつの師弟関係好きすぎてめちゃくちゃ泣いたし、This is Meは名曲!
以上!